@article{oai:asahikawa-med.repo.nii.ac.jp:00003747, author = {水島, 和雄 and 原田, 一道 and 並木, 正義}, issue = {3}, journal = {日本医師会雑誌}, month = {Aug}, note = {イヌの正常胃に照射すると,変化はくさび状に粘膜下層にまで及び,その部に潰瘍を形成するが,普通には,3〜4週で治癒する.その際,照射距離3 cmで,先端出力45 Wの場合には,3秒8回でも穿孔は起らないが,連続24秒照射では穿孔が認められた.実験的粘膜出血に対して完全止血までの照射時間は平均7.4秒であり,動脈出血に対しては,径1 mm前後であれば止血可能であった.次に臨床的出血症例18例に使用し15例で止血を得たが,2例では露出血管(径2 mm)のため,また,巨大潰瘍の1例では照射による穿孔の懸念から,結局手術に至った.またストレス潰瘍やオスラー病における多発性出血は良い適応となった.太い血管からの出血時にも,例えば高張ナトリウム,エピネフリン局注の併用により効果を挙げ得ることがある.胃ポリープに対して,高周波による内視鏡的切除が行ない難い山田の2型のものに対しても,次記胃癌の場合と同様な方式で,照射日数は1日で足りた.出血性大腸ポリープにも奏効したが,共にポリープの組織学的検査が出来なくなるという欠点がある.隆起性早期胃癌6例(すべて腺管腺癌)に対しては,3〜5 cm,出力40〜50 Wで2〜3秒照射し,1度の照射回数は4〜10回として7〜10日間隔で施行し,全例経過良好であった.その他,摘出した胃石や胆石に照射した成績から見て,将来その臨床的応用の可能性も示唆されたこと,また難治性胃潰瘍に対し,その周堤や底部に照射して新しい治癒機転を生ぜしめる方策等について述べた.なお,昭和55年度日本消化器内視鏡学会のシンポジウムにおける他の演者の見解にも触れている, 雑誌掲載版, text, application/pdf}, pages = {333--344}, title = {レーザー内視鏡と臨床}, volume = {86}, year = {1981}, yomi = {ミズシマ, カズオ and ハラダ, カズミチ and ナミキ, マサヨシ} }